マリー・シャンタル・ヴェヤンクール(Marie-Chantale Vaillancourt)
マリー・シャンタル・ヴェヤンクールはこの 20 年間、数多くの演劇、ダンス、オペラ、映画の制作現場で衣装のデザインに携わってきました。彼女が専門とするセットデザインと衣装デザインという 2 つの分野が組み合わされた彼女の仕事は、世界中で披露されています。
1989 年以降、彼女は世界的に有名な作家、俳優、そして演出家であるロベール・ルパージュと特に緊密な関係を持つようになり、「Les Sept Branches de la Rivière Ota」(太田川の 7 本の支流)、「La Géométrie des Miracles」(奇跡のジオメトリー)、「La Face Cachée de la Lune」(月の裏側)、ピーター・ガブリエルのグローイングアップ・ツアー、「La Trilogie des Dragons」(ドラゴン三部作)、Cirque du Soleil の KÀ(カー)をはじめとする彼の多くの作品で衣装の制作に携わってきました。
そして、長年の功績が認められ、1995 年と 2005 年の二度にわたって受賞したコスチュームのマスク賞をはじめ、カナダ国内の大きな賞を多数受賞しました。また、その他の多くの賞にもノミネートされ、その中でも特筆されるのは、ロベール・ルパージュと共に手がけた映画「Nô」でジニー賞とジュトラ賞にノミネートされたことです。
「KOOZA(クーザ)は厳密に言えばクラウンのショーではないとしても、多くのキャラクターはクラウンによって演じられます」と彼女は言います。「私は普遍的で変わることのないキャラクターの原型に、より一層注目するために、ありきたりな手法や風刺的な描写を避ける必要がありました。デザインにはコミックの美学も取り入れられましたが、主役のイノセントが持つナイーブな見方を通してフィルターがかけられています。
私のデザインする衣装は、さまざまなひらめきによって生まれます。たとえば、コミック本、クリムトの絵画やほら男爵の物語、マッドマックの映画、タイムトラベルムービーからインドや東ヨーロッパにいたるまで、さまざまなものから影響を受けています。この見た目に素朴でエキゾチックな時代を超えた世界は、「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」に通じるオモチャや鉛の兵隊、そして子供向けの本の世界へと進化していきます。
マリー・シャンタール・ヴォヤンクールは 1967 年にケベック州セティルで生まれました。