リズ・ヴァンダル
リズは 1988 年にファッション・デザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。そのスタイルは、未来のスーパーヒーローと中世の甲冑からインスピレーションを受けたものでした。ビニール、プラスチック、ポリウレタンといった材料を使って、優れた作品に命を吹き込みました。
1990 年に、リズはモントリオールのダンス・カンパニー、ラララ・ヒューマン・ステップスの創設者であるエドゥアール・ロックとタッグを組んで仕事をするようになります。そして、Infante c'est destroy(1991 年)、2(1995 年)、Exaucé/Salt(1999 年)、Amelia(2002 年)、パリ・ペラ座のためのAndré Auria(2002 年)、Amjad(2007 年)といったエドゥアールのショーの衣装デザインを担当しました。
衣装と体の動きを結び付けるリズの能力に目を付けた他の振付師やダンス・カンパニーも、彼女に定期的に仕事を依頼するようになりました。その他、カンパニー・マリー・シュイナール、マージー・ジリ、ビル・コールマン、ホセ・ナヴァス、オ・ベルティゴ、モントリオールのレ・グラン・バレエ・カナディアン、ワシントン・バレエ団、ナショナル・バレエ・オブ・カナダ、ドイツのマンハイム国立劇場とシュトゥットガルト・バレエ団の仕事もしました。
1992 年にパートナーのイヴリーヌ・ ボンジャンと共に会社、ヴァンダル・コスチュームを設立して以来、リズはファッション、演劇、オペラ、ミュージカル、映画の分野の衣装制作に当たり、革新的な作品を生み出してきました。バックストリート・ボーイズからのオファーを受け、ブラック・アンド・ブルー・ツアーの衣装デザインも担当しました。また、2002 年公開の映画 The Lathe of Heaven(フィリップ・ハー監督)、La Turbulence des fluides(マノン・ブリアン監督)でも彼女の衣装が使われています。